土下座

日本語

名詞

土 下 座（どげざ）

1. 相手に服従する意志を示したり、許しを乞うたりするため、跪（ひざまず）いて額づくこと。
   • 町のはずれまで宿役人、おもだった世話役などが、土下座をしてお行列を迎えに出ている。（林不忘『丹下左膳』）
   • すると、先生は土下座をして平あやまりにあやまり、おまけに金一円を紙に包んで配達夫の手に握らせ、やっと内済にしてもらったとのことである。（下村湖人『次郎物語』）
2. （比喩的）弱腰に見えるほど相手に迎合的になったり、卑屈に許しを乞うたりするさま。
   • 土下座外交

発音^(?)

ど↗げざ

関連語

• 類義語: 平伏

動詞

1. 跪いて額づく。
   • 今は四民が平等と見なされ、権威の高いものに対して土下座する旧習も破られ、平民たりとも乗馬、苗字までを差し許される世の中になって来た。（島崎藤村『夜明け前』）
   • やい、あやまれ！ 土下座してすみませんでしたと言え！（久生十蘭『金狼』）

活用

活用と結合例

土下座-する 動詞活用表（日本語の活用）

サ行変格活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	仮定形	命令形
土下座	し せ さ	し	する	する	すれ	しろ せよ

各活用形の基礎的な結合例

意味	語形	結合
否定	土下座しない	未然形 + ない
否定(古風)	土下座せず	未然形 + ず
自発・受身 可能・尊敬	土下座される	未然形 + れる
丁寧	土下座します	連用形 + ます
過去・完了・状態	土下座した	連用形 + た
言い切り	土下座する	終止形のみ
名詞化	土下座すること	連体形 + こと
仮定条件	土下座すれば	仮定形 + ば
命令	土下座しろ 土下座せよ	命令形のみ

翻訳

• 英語: kneel down on the ground