日本語

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動詞 1

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うかぶかぶ、浮ぶ、かぶ】

  1. 地面や床、壁などの地表面から離れ、液体表面や液体中、気体中などに存在している。また、そのように見える。
    • 野生の大きい幾株を引抜いて来た。到るところに栽え込むと、[...]あるものは小さい池の岸をおおって、水に浮かぶ鯉の影をかくしている。(岡本綺堂我家の園芸』)
    • スプレーの濁り水に浮ぶ波紋を後年映画「ベルリン」の一場面で見せられたときには、往年の記憶が[...]よみがえって来るのを感じたのであった。(寺田寅彦ベルリン大学(1909-1910)』)
    • ある日二階の縁側に立って南から西の空に浮かぶ雲をながめていた。(寺田寅彦春六題』)
    • 紺碧の空に浮ぶ一点の雲(長沢佑白い魔の手』)
    • 松花江に軍艦が浮んですでに十五年になるが旧東北軍により新艦が建造されたことは一度もない(『大阪時事新報』「松花江上近く優秀艦艇泛ぶ」 - 神戸大学経済経営研究所 新聞記事文庫
    • 東南に向った海の眺め、海に浮ぶ二三の島の眺め、それらを越して向うに見渡さるる四国路の山から山の大きい眺め、流石に私も暫しは疲れを忘るる心地になった。(若山牧水みなかみ紀行』)
  2. 現れる
    1. 奥から表面に現れ出る。水中から水面に移動する。
    2. 感情表出する。
      • 杜洩は牛と目を見合せ、眉をしかめながら、そっと室を出る。客が去ってから始めて、牛男の顔に会体えたいの知れぬ笑がかすかに浮かぶ。(中島敦牛人』)
      • 彼はいつでもむだにカフェーなどを廻り歩いた帰り、よくそう思って、興奮した。しかしそれが皆いい加減疲れきった頭に、反動的に浮ぶ、いわば空興奮であるように思われ、淋しく感じた。(小林多喜二雪の夜』)
    3. (場景や想像、記憶などが)頭に思い起こされる
      • 『いいや、いいや!』と彼が云ふ 『ちがつてゐるよ』と僕が云ふ と、目が覚める、と、彼はもうとつくに死んだやつなんだ それから彼の永眠してゐる、墓場のことなぞ目に浮ぶ……(中原中也』)
      • 名辞が早く脳裡に浮ぶといふことは、尠くも芸術家にとつては不幸だ。名辞が早く浮ぶといふことは、「かせがねばならぬ」といふ、二次的意識に属する。(中原中也宮沢賢治の世界』)
      • 五十年ぜんの日本人は「神」といふ言葉を聞いた時、大抵たいてい[...]首のまはりに勾玉まがたまをかけた男女の姿を感じたものである。しかし今日こんにちの日本人は――少くとも今日の青年は大抵たいていなが顋髯あごひげをのばした西洋人を感じてゐるらしい。言葉は同じ「神」である。が、心に浮かぶ姿はこの位すでに変遷へんせんしてゐる。(芥川龍之介文章と言葉と』)
    4. 考えをおもく。ひらめく
    5. (おぼろげだったものやことが)はっきりとする。
      • くらい中を大声あげてくる男の群五、六人、何者ぞとすれちがうおり、かれこれ互に見やれば、肩には白いもの、何匹かの兎が闇に浮ぶ。猟師だったのだ。(別所梅之助雪の武石峠』)
  3. 陽気だ。浮つく。浮く。
    • 空は、仰げば目も眩む程無際限に澄み切つて、塵一片飛ばぬ日和であるが、稀に室外を歩いてるものは、何れも何れも申合せた様に、心配気な、浮ばない顔色をして、跫音を偸んでる様だ。(石川啄木赤痢』)
  4. (まれ) 予定していた費用や時間よりも少なく済む浮く
  5. (多く「浮かばれる」の形で) 悔しさ無念さが解消される。
    1. 死者の霊が成仏する。
      • 「私は芳三でございます」 伯父さんは体がぞくぞくした。芳三とは新仏の名であった。[...]「私の使っていた物は、皆墓へ持って来て埋めてもらいとうございます、そうして貰わないと私は心が残って、浮ばれません」(田中貢太郎餅を喫う』)
    2. (多く打ち消しの語を伴って) 努力むくわれる。
      • 九州などの農業と違つて、原料になる藁がないものですから[...]。これぢやとても、農民達は一生浮ばれないと思つたんですね。(有島武郎私有農場から共産農団へ』)
      • 軍需 工場戦士に朗報 交替制を大阪で実施 六万の失業者も浮かぶぞ(『大阪朝日新聞』表題 - 神戸大学経済経営研究所 新聞記事文庫

活用

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発音

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関連語

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語義1
類義語: 浮遊する
対義語: 沈む
語義2-1
類義語: 浮上する
対義語: 沈む
派生語: 浮かび上がる浮かび出る
語義2-3
熟語: 目に浮かぶ胸に浮かぶ頭に浮かぶ
語義2-5
対義語: ぼやける
語義3
対義語: 沈む
語義4
対義語: 嵩む

翻訳

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動詞 2

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うかぶかぶ、浮ぶ、かぶ】

活用

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  1. うかべる の文語。

関連語

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古典日本語

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発音

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四段活用

三拍動詞一類(?)

下二段活用

四拍動詞一類(?)

動詞

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うかぶかぶ】

  1. く。
  2. かない。
  3. おもかぶ。おもいれる。
  4. いい加減だ。根拠がない。
  5. 出世する。
  6. 成仏する。
うか-ぶ 動詞活用表日本語の活用
バ行四段活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
うか

うかぶ【浮かぶ】

  1. かべる。
  2. 暗記する。暗唱する。
  3. 出世させる。
  4. 成仏させる。
うか-ぶ 動詞活用表日本語の活用
バ行下二段活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
うか ぶる ぶれ べよ

諸言語への影響

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