役
役
字源
編集- ↑ 劉釗 「釈甲骨文中的“役”字」 『出土文献与古文字研究』第6輯 復旦大学出土文献与古文字研究中心編、上海古籍出版社、2015年、33-68頁。
禤健聡 「試説甲骨金文的“役”字」 『古文字論壇』第3輯 陳偉武主編、中西書局、2018年、227-233頁。
意義
編集日本語
編集名詞
編集役
- (元々の意味:エキ、ヤク、えだち)古代国家 - 近世までの政府(官)から課される労働。公役、夫役。
- かやうの役に催し給ふはいかなることぞ(宇治拾遺物語)
- (ヤク 音読みであるが原義にはない意味)全体の中で、割り当てられ受け持つ仕事。果す任務。役目・役割。(当番から名誉職、一定の公職・職位にまで使われる。)
- (ヤク) 責任のある、重要な職務・地位。主だった立場の仕事。(広く社会的な全体の中での役と、組織の中の役の両方に使うので、語義2との区別は曖昧)
- (ヤク) 演劇や映画などで、俳優・役者が、演じる人物・配役(なりきって演じる対象)
- (ヤク 主に賭け事に対して)賭け事のゲーム(花札・トランプ・麻雀(wp)、など)で、決まった条件が揃って「勝てる・上がれる」状態。上がり役。
- (ヤク・エキ)月役の略。月経(wp)のこと。
- (エキ)戦役、特に内戦。徴兵の意味もある。反乱を起こす側からは、乱(応仁の乱など)。
語源
編集- ヤク
- 古代律令制以降、近世までの、人民に割り当てられる(公の)仕事。労働や戦争などの務め。(徴用もしくは、労働税)の役から。元から、役とも読む。現代ではえだちと読む事は稀。
- (日本語の語源は、役の字源とは異なる)
関連語
編集語義1
語義2
語義3
語義4
語義5
語義6
語義7
翻訳
編集語義1
語義2
語義3
語義4
派生語
編集熟語
編集手書きの字形について
編集- 殳を参照。
中国語
編集熟語
編集朝鮮語
編集- ハングル: 역
- 音訓読み: 부릴 역
- 文化観光部2000年式: yeok
- マッキューン=ライシャワー式: yŏk
- イェール式: yek
熟語
編集ベトナム語
編集コード等
編集- Unicode
- 16進: 5F79
役
- 10進: 24441
役
- 16進: 5F79
- JIS X 0208(-1978,1983,1990)
- EUC
- JP 16進:CCF2
- CN 16進:D2DB
- KR 16進:E6B5
- Big5
- 16進:A7D0
- 10進:42960
- CNS
- 16進:CAB2
- GB18030
- 16進:D2DB
- 四角号碼 : 27247
- 倉頡入力法 : 竹人竹弓水 (HOHNE)