自暴自棄
日本語
編集発音
編集成句
編集出典
編集- 【白文】
- 孟子曰、自暴者、不可與有言也。自棄者、不可與有爲也。言非禮義、謂之自暴也。吾身不能居仁由義、謂之自棄也。仁人之安宅也。義人之正路也。曠安宅而弗居、舎正路而不由。哀哉。
- 【訓読文】
- 孟子曰はく、「自ら暴ふ者は、与に言ること有る可からず。自棄つる者、与に為すこと有る可からず。言、礼儀を非る、之を自ら暴ふと謂ふなり。吾が身仁に居り義に由ること能はずとす、之を自ら棄つると謂ふなり。仁は人の安宅なり。義は人の正路なり。安宅を曠しくして居らず、正路を舎てて由らず。哀しき哉」と。
- 【現代語訳】
- 孟子が仰った、「捨て鉢になる者とは共に語り合えない。やけを起こす者とは共に行動できない。礼儀を蔑ろにする発言をすること、これを『捨て鉢になる』という。『私には仁に立脚し義に基づいた生き方などできない』と言うこと、これを『やけを起こす』という。仁は、人の安住できる家である。義は、人の正しい道である。安住できる家を空にして住まず、正しい道を捨てて通らないとは、哀しいことではないか」。
翻訳
編集中国語
編集成句
編集自 暴 自 棄(ピンイン:zìbào-zìqì 簡体字:自暴自弃)
- (日本語に同じ)
類義語
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脚注
編集- ↑ 上田万年、松井簡治『大日本国語辞典』 金港堂書籍、第2巻、1916年10月23日、紙面850ページ、デジタル428ページ、全国書誌番号:43022818、国立国会図書館デジタルライブラリー pid 954646/428
- ↑ 上田万年、松井簡治『大日本国語辞典』 金港堂書籍、第2巻、1916年10月23日、紙面941ページ、デジタル473ページ、全国書誌番号:43022818、国立国会図書館デジタルライブラリー pid 954646/473