日本語

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語義1・2 タンチョウ(鶴)
語義3 丹頂(季語)

名詞

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タンチョウ丹頂

  1. 分類学ツル目(wp)ツル科ツル属の1分類される東アジア(wp)北部からロシア南東にかけての湿原湖沼河川分布日本では、近世(wp)までは広範囲多数生息していたが、現在では北海道釧路地方少数繁殖するのみとなっている。全長140cm前後翼開張(wp)240cm前後。皮膚裸出した頭頂赤く全体白いが、周りくび黒いまた風切羽(wp)が黒いので、も黒いように見える雑食学名Grus japonensis漢字表記丹頂。他の和名とその漢字表記:タンチョウヅル丹頂鶴)。
  2. 一般認識》(※表記に規定なし) 語義1の鳥の、分類学依らない古来日本語名称。東アジアでは古くから神聖視され、瑞鳥(wp)とされる。道教(wp)では仙道(wp)結び付けられ、長寿象徴とされる(日本にも伝播)。古来、中国や日本で単につるといった場合多くはこの鳥を指すが、近代になってもなおこうのとりなど混同されていた(特に美術分野では顕著で、例えば松林生活として好む鸛が丹頂と同一視された結果、丹頂と組み合わせ定番モチーフとなった)。
    • 用例 :その辺の景色がこれまた非常によいもので、沢があって大きな鳥がおりて来たなと思ってみるとそれは何と丹頂の鶴であった。(上村松園 『余齢初旅[1]』)
  3. 季語》(丹頂仮名表記はしない) 語義2・3の鳥を指す、の季語(三冬の季語)。分類は動物

翻訳

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