漢字
- 象形。人間の頭頂部の形。「あたま」を意味する漢語{頂 /*teengʔ/}を表す字。のち仮借して十干の4番目を意味する漢語{丁 /*teeng/}に用いる。
- 頭部の形を強調した人間の形である「天」字など、人間の頭をその構造に持つ字との比較から、この字が釘の形を表すとした従来の仮説は、根拠が弱いとして棄却された。
- (古義)くぎ。
- ひのと。十干の4番目。
- (他の十干の要素とともに用いて)第4の。
- 当てる、当てはめる。
- (担税を課することから)成年男子。
- 人口
- 「丁(又はローマン・アルファベット"T")」の形。
- 強い。盛ん。
- しもべ。
- あたる。出会う。
- 斧などで木を切る音。
- 丁抹の略称。
- 飲食物を数える数詞。
- (ひのと) 十干の4番目。
- (テイ) 成績や等級・順位などの第四位を表す語。「甲・乙・丙・―」
- (テイ) 律令制で、租税の対象となる21歳から60歳までの男子。
- (チョウ) 尺貫法における距離の単位。町。1丁=60間=約109メートル。
- 次の日私は先生の後につづいて海へ飛び込んだ。そうして先生といっしょの方角に泳いで行った。二丁ほど沖へ出ると、先生は後ろを振り返って私に話し掛けた。 (夏目漱石 『こゝろ』)
- (チョウ) 尺貫法における面積の単位。町。1丁=10段=3000歩=約99アール。
- (チョウ) 賽の目で偶数。
- (チョウ)(古)(副詞的に)ちょうど。まさに。
十干
- (チョウ) 豆腐、銃など鋳製の金属製品を数える時に用いる。
- (チョウ)(丁目)住所を細分化する際の単位で、番地をまとめたもの。古くは、まとめられた帳面の単位であった。
(丁抹の第1字)
- デンマークを意味する語を作る。
代用字として、以下の表記に用いられる。
書き換えに際して特に法則はなく、表音文字的である。
丁 *
- ひのと。
- 丁の方角。
- 12時半から13時半までの時間。
- 新羅時代、年齢によって区分した男の等級の一つ。20~59歳の年齢で、提公の下で助子の上である。夫役、軍役などに動員された。
- 朝鮮人の姓のひとつ。
字典掲載
康熙字典
|
75ページ, 3文字目
|
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版)
|
2
|
新潮日本語漢字辞典 (2008)
|
5
|
角川大字源 (1992)
|
3
|
講談社新大字典 (1993)
|
2
|
大漢語林 (1992)
|
6
|
三星漢韓大辞典 (1988)
|
135ページ, 1文字目
|
漢語大字典 (1986-1989)
|
1巻, 2ページ, 5文字目
|