日本語

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異表記・別形

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発音

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名詞

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せっけん / 稀:せっかん[1]

  1. むしろ巻くように、土地片端から攻め取ること[1][2]。転じて、勢力範囲急速拡大させること。「」は「むしろ」の意。

動詞

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  1. 蓆を巻くように、土地を片端から攻め取る。転じて、勢力範囲を急速に拡大させる。

活用

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出典

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戦国策巻14・楚策第1・張儀為秦破従連横

【白文】
張儀爲秦破從連橫,說楚王曰、「秦地半天下、兵敵四國、被山帶河、四塞以爲固。虎賁之士百餘萬、車千乘、騎萬疋、粟如丘山。法令既明、士卒安難樂死。主嚴以明、將知以武。雖無出兵甲、席卷常山之險、折天下之脊、天下後服者先亡。(略)」

脚注

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  1. 1.0 1.1 上田万年松井簡治『大日本国語辞典』 金港堂書籍、第3巻、1917年12月4日、紙面164ページ、デジタル86ページ、全国書誌番号:43022818、国立国会図書館デジタルライブラリー pid 954647/86
  2. 下中弥三郎編『大辞典』 平凡社、第15巻、1935年10月25日、紙面527ページ、デジタル269ページ、全国書誌番号:67012501、国立国会図書館デジタルライブラリー pid 1873468/269
  3. にある恒山のこと。前漢文帝いみなが「恒」であることから、著者劉向が「恒」の字を使うのを避け、意味の同じ漢字である「常」に改めた。