同音の漢字については、 トク を参照。

どく および とぐ も参照。

日本語編集

語源編集

古典日本語とく

動詞編集

とく

  1. 【原義: く】固くまとまったものを、緩める縛ら状態終わらせる解除する。解放する。
  2. く】 問題課題する正しい答え見つける
    1. (数学) 方程式求める
  3. く・く】 まぜ均一液体する
    1. 固体物質液体いれて、見えなくする。溶かす溶解させる
    2. 【溶く・融く・く・く】 金属して溶かす。[1]
  4. 【解く・く】 難しい内容簡単説明する。
  5. 【説く・く】 思想宗教理想ついて話す
  6. く・解く】 (を)とかす

活用編集

と-く 動詞活用表日本語の活用
カ行五段活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形


各活用形の基礎的な結合例
意味 語形 結合
否定 とかない 未然形 + ない
意志・勧誘 とこう 未然形音便 +
丁寧 ときます 連用形 + ます
過去・完了・状態 といた 連用形音便 +
言い切り とく 終止形のみ
名詞化 とくこと 連体形 + こと
仮定条件 とけば 仮定形 +
命令 とけ 命令形のみ

発音編集

東京式アクセント編集
と↘く
京阪式アクセント編集
と↗く

連語編集

語義1:

語義2:

語義3:

語義3-2:

語義5:

関連語編集

類義語編集

語義1: <縛られた状態を終わらせる>

語義5: <思想などについて話す>

語義6: <(髪を)とかす>

派生語編集

語義1:

語義2:

語義4:

語義5:

翻訳編集

語義1:

語義2:

語義3:

  • 語義3-2:

語義4:

語義5:

語義6:

助動詞編集

とく

  1. 口語〕 (「 おく」が縮まったもの) 前もって何々する、予備的にその動作をすませる意味
    • 漁師に頼んどくと幾何(いくら)でも拵えて来て呉れますよ。(夏目漱石、『彼岸過迄』、1912年)
  2. 現状に変更を加えず、そのままを維持する。放置したままにする。
    • 窓は開けとけ。(=すでに開放されている窓を閉めるな。)
  3. (方言、命令形「とけ」の形で)おだやかな命令をあらわす。
    • 騒ぐな。朝礼では校長先生のお話をよく聞いとけ

古典日本語編集

動詞:解編集

とくく】

  1. 結んでいたものをほどく
  2. みだれているものをととのえる。
  3. (飾りなどを)はずす。
  4. 解答する。
  5. 【溶く】かす。液状にする。
と-く 動詞活用表日本語の活用
カ行四段活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形

とく【解く】

  1. むすばれていたものがはなれる。ほどける
  2. わだかまりくなる。
  3. 解任になる。
  4. く】ける。液状になる。
と-く 動詞活用表日本語の活用
カ行下二段活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
くる くれ けよ

発音(連用形)編集

  • 四段活用: 二拍動詞二類
と↗く
  • 下二段活用: 三拍動詞二類
平安時代編集
とけ↗る
南北朝時代編集
と↘け↗る
室町時代以降編集
と↘ける

諸言語への影響編集

動詞:説編集

とくく】

  1. 道理教義などを説明する。

活用編集

と-く 動詞活用表日本語の活用
カ行四段活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形

副詞編集

とくく】

  1. はやく。いそいで。
    • 例ならず疾く起きいでゝ窓を開けば幾重の山嶺屏風を遶らして草のみ生ひ茂りたれば其の色染めたらんよりも麗はし。(正岡子規 『かけはしの記』)

語源編集

形容詞「とし」(疾し)の連用形。

派生語編集

脚注編集