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目次
1
日本語
1.1
動詞
: 曝す・晒す
1.1.1
活用
1.1.2
発音
1.1.3
派生語
1.2
動詞
: さらす
1.2.1
活用
1.2.2
発音
2
古典日本語
2.1
発音
2.2
動詞
2.2.1
活用
日本語
編集
動詞
: 曝す・晒す
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さらす
【
曝
す /
晒
す】
日光
や
風雨
の
当たる
状態
にしておく。
そこ
には
、風雨に
さらさ
れて
字
の
読め
なくなった
禁札
が
建っ
ていた。(
林不忘
『巷説享保図絵』)
明日
の
戦い
には、
主従
挙っ
て
鋒鏑
(
ほうてき
)
に
血
を
注ぎ
、
城下
に
尸
(
かばね
)
を
晒す
ばかり
じゃ
。(
菊池寛
『忠直卿行状記』)
日干し
する。
干し場
は
二階
の
バルコニー
にあった。
薩摩芋
を
ごく
柔く
ふかし
、
皮
を
むき
、半
センチ
ぐらい
の
厚さ
に
切り
、
簾
の
上
に
並べ
て、
太陽
の
光
に数日間
曝す
のである。(
豊島与志雄
『塩花』)
私
は
日
の
光
に
曝さ
れた
蒲団
の
上
で、
本
など
を
読ん
だ。(
原民喜
『焚いてしまふ』)
(
調理
)
野菜
などの
食品
を
水
に
浸し
て、
灰汁
や
臭み
、
辛み
を
抜く
。
まず
熊掌
(
ゆうしょう
)
を
温水
で
よく
洗い
、
次に
熱湯
で
湯がい
て
表皮
を
剥ぎ
、
これ
を
流水
に
さらす
こと三
昼夜
。(
佐藤垢石
『香熊』)
水や
薬品
を
使っ
て、
布
などを
白く
する。
漂白
する。
亜硫酸
は
物
を
晒す
力
の
ある
薬品でありまして(
相馬愛蔵
『私の小売商道』)
人々
が
見る
ことのできる状態にしておく。
その
頃
神田明神
前
の
坂
を
降り
た
曲角
に、
鉤なり
に
縁台
を
出し
て、
古本
を
曝し
ている
店
があった。(
森鴎外
『雁』)
「
私
は
嫌
です
わ
。
大勢
の
前
に
恥
を
さらし
たくはありません。」(
豊島与志雄
『人間繁栄』)
一日
生き延びれ
ば、生き延びただけ、
あさはか
な
醜態
を
さらす
だけだ。(
太宰治
『駈込み訴え』)
斬首
された
罪人
の
生首
を、人々が見ることのできる状態にしておく。
獄門に懸ける
。
晒し首
にする。
梟首
する。
彼は、
どうにかして
死に
たくなかった。
まして
、
殺さ
れた
後
に、
自分
の
首
が
獄門台
に
晒さ
れることを
考える
と、
どんな
こと
をしても
死
を
免がれ
たかった。(
菊池寛
『乱世』)
危険
な
状況
に身を置く。
もっと
、
身体
を
危険
に
晒し
て
勇ましく
戦わ
なければならぬと
思っ
た。(
菊池寛
『
真珠夫人
』)
(「
目
をさらす」の形で)
注意深く
見る。
大そう
努力
勉強
家
で、
軍書
に
仏書
に
聖賢
の
書
に目を
さらし
、
常住座臥
怠る
ところがない。(
坂口安吾
『梟雄』)
活用
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活用と結合例
さら-す 動詞活用表
(
日本語の活用
)
サ行五段活用
語幹
未然形
連用形
終止形
連体形
仮定形
命令形
さら
さ
そ
し
す
す
せ
せ
各活用形の基礎的な結合例
意味
語形
結合
否定
さらさない
未然形 +
ない
意志・勧誘
さらそう
未然形音便 +
う
丁寧
さらします
連用形 +
ます
過去・完了・状態
さらした
連用形音便 +
た
言い切り
さらす
終止形のみ
名詞化
さらすこと
連体形 +
こと
仮定条件
さらせば
仮定形 +
ば
命令
さらせ
命令形のみ
発音
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(
東京式
)
さ
らす
[sàrású]
(
平板型
– [0])
IPA
(
?
)
:
[sa̠ɾa̠sɨᵝ]
(
京阪式
)
さらす
派生語
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さらし
動詞
: さらす
編集
さらす
「
する
」に
批判
的・
侮蔑
的な
心情
を含める言い方。し
やがる
。
「
なに
を
さらす
、
この
無法者
」(
田中貢太郎
『放生津物語』)
動詞
の
連用形
に付いて、
相手
の
行為
に対する批判・侮蔑を表す語。~やがる。
「
愚図愚図
云わ
んと、
早う
、
隠れ
さらせ
」(
直木三十五
『南国太平記』)
活用
編集
活用と結合例
さら-す 動詞活用表
(
日本語の活用
)
サ行五段活用
語幹
未然形
連用形
終止形
連体形
仮定形
命令形
さら
さ
そ
し
す
す
せ
せ
各活用形の基礎的な結合例
意味
語形
結合
否定
さらさない
未然形 +
ない
意志・勧誘
さらそう
未然形音便 +
う
丁寧
さらします
連用形 +
ます
過去・完了・状態
さらした
連用形音便 +
た
言い切り
さらす
終止形のみ
名詞化
さらすこと
連体形 +
こと
仮定条件
さらせば
仮定形 +
ば
命令
さらせ
命令形のみ
発音
編集
(
東京式
)
さ
らす
[sàrású]
(
平板型
– [0])
IPA
(
?
)
:
[sa̠ɾa̠sɨᵝ]
(
京阪式
)
さらす
古典日本語
編集
発音
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三拍動詞一類
(
?
)
連体形
(
平安時代
)
さらす
(
南北朝時代
)
さらす
(
室町時代
)
さらす
(
江戸時代
)
さらす
動詞
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さらす
【
晒
す、
曝
す】
日光
や
風雨
の
当
(
あ
)
たる
状態
にしておく。
水
(
みず
)
や
日光
で
布
(
ぬの
)
などを
白
(
しろ
)
く
する。
大勢
の
人
(
ひと
)
が
見
(
み
)
る
ことのできる状態にしておく。
活用
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さら-す 動詞活用表
(
日本語の活用
)
サ行四段活用
語幹
未然形
連用形
終止形
連体形
已然形
命令形
さら
さ
し
す
す
せ
せ